動画編集覚書
- 自分がどう動画編集しているかの説明を備忘録として書いておく.
- 2020年8月から動画編集をはじめたばかりなので,超初心者.
- 大学の学園祭で学生企画として研究室紹介動画や,学科紹介動画,サークルでの成果発表動画などを編集したことがある.
- 様々な人から頂いたアドバイスと経験をさらっとまとめたメモ書き.
環境
- MacBookPro(2017)
- Adobe Premiere Pro 2021 (動画編集ソフト, 有料)
- Adobe XD (グラフィックデザインソフト, 無料)
制作の流れ
- 企画
- (撮影用)コンテ作成
- 撮影
- (編集用コンテ作成)
- 素材作り
- 編集
企画
- なぜ何を誰にどのように伝えるものなのかはっきりさせる
- 文章化してチームで共有しておくべき
- 後から考え直す必要が出てきたり,コンテなどを決めていくにあたって根本になるので,しっかり記録しておくと良い
- 短文のキャッチコピーになっているとよりわかりやすい
- 尺(3分なのか30分動画なのか)
- どのメディアを利用するのか(スマホで縦に見るのかPC画面で見るのか)
- 期限はいつか
コンテ
- 絵コンテでもいいし,字だけのト書きみたいなのでもいいのかもしれない
- ある人に「(動画は)具体化と共有」であると言われた
- 動画にしたい内容を見せる時,どんな動画がいいのか
- チーム内でどんな動画にするか言葉で話し合っても共有できなくて,イメージ画像だけでもあった方がいい
- Pinterestとかでみんなでイメージ画像を探してきてイメージボードを作るなど
- 具体的なイメージを持って来て議論した方がいい.こんな写真がいいと言って具体例を出したり
- 時間があれば動画をでっち上げてみたり
- 内容や素材の検討もできたりする
- ひとまず動画にしてみると,この内容では間延びするとか面白くないとかわかったりした
- こんな動画にしたいと思える,参考になる動画があればYouTubeからピックアップしておくといい
撮影
- 動画や写真をコンテ通り、または目的に沿って撮影する
- 三脚大事
- 三脚がたてられない時はジンバルも使うと良いかもしれない
- 三脚には静止画用のものと動画用のものがある
- 基本的に固定で撮るのがいいと思う.撮影するときは,思っているよりちょっと長めに録っておくのが吉.
- カメラ
- ライティング
- 部屋の明かりは消して照明焚いた方がかっこいい絵になったりする
- ひとまず白飛びしない程度に,太陽光の元で撮影するのが良い
- 音声
- できればマイクを使うべき
- BGMをつけるなら環境音はいらないけど,インタビューとかではマイクを使うべき
- iPhoneのマイクはあまり良くないらしい
- 人の声を録るならピンマイク,環境音をとるならガンマイク,屋外撮影なら風防をつけること
素材の作成/管理
- 写真や動画をgoogle Driveに上げてもらい,素材置き場にした
- それがどんな場面のどんな映像なのかは把握しておくと良い(編集者目線)
- 簡単なアニメーションならパワポでもできるし,XDでもできる
- 説明用の本編アニメーションもあるが、動画の構成によっては短いアニメーションもよく使われる
- 動画中の話題切り替えのアニメーション(ブリッジ)
- オープニング
- エンディング
- ロゴモーション
- YouTubeにアップするなら次も準備する必要がある
- サムネイル画像(YouTubeで一覧になっているときに表示される画像)
- 説明文
- 動画タイトル
編集ソフト
- いろんなソフトがあるので好きなものを使ってみる
- iMovie(無料,Macのみ)
- Mac製品ならデフォルトで入っている.テンプレートが使いやすい
- AviUtl(無料,Windowsのみ)
- モーションもできるし,プラグインも多い.利用者も多いので使い方も検索してヒットしやすい
- Davinci Resolve(無料,Mac・Windows両対応)
- かなり高機能
- 最近動画編集界隈でも注目度上がってきてるし、使い方も検索してヒットしやすい
- Adobe Premiere Pro(有料,Mac・Windows両対応)
- 学生ならAdobeコンプリートプランを学割で買っちゃうのがいいかもしれない
- プロでも使ってる
BGM
- ナレーションが入ってないときはBGMを入れるといいと思う(無音はアレ)
- 無料で著作権フリーの音源(使った感じとか他のおすすめあったら教えてください...)
- Audio Library
- NCS
- YouTube Audio Library
- キャプションを入れれば使えるフリー音源とかも多い
- BGMはひたすら探して聴きまくるしか探す方法がないので頑張る
編集作業
- ここが一番時間かかるはず
- 映像や写真をカットして,コンテ通りに入れる
- 1カット3秒くらいの気持ちでやると飽きない動画になるらしい
- いろんな動画を見て、参考にすると良いと思う
- 音楽に合わせて入れると見ていて気持ちの良い映像になる
- どこを見せたいかで画角の調整をする
- 撮影時にカメラを動かすのもアリだけど難しい
- テロップを入れる
- とても難しい
- 位置,出し方,短く伝わる日本語力
- 人が喋るときは,言葉のはじめに合わせてテロップを入れる.表示が音声より早すぎるとダメ.
- エフェクト/トランジションを入れる
- 画面の切り替えはフェードアウトとか
- トランジションにも色々な種類がある
- 再生スピードを変える
- 早送りにしたり,スローにしたり
- 音をいじる
- BGMを入れるなら環境音はミュートにした方がいいと思う
- 環境音ならホワイトノイズを消すなど綺麗にする
- 色補正
フィードバック
- フィードバックする側が気をつけるといいこと
- 〇〇分〇〇秒の何が〜のように,時間を指定して指摘すると編集者は助かる
- 意図と理由をきちんと述べてくれると助かる
- 「ここがよくないと思う」というコメントが一番困る。どうしてそこがよくないと思ったのか,逆にどうしたらいいと思うのか方向性だけでも提案してくれると助かる。
- 編集者はだんだん映像に慣れてきて,初心を忘れがちなので他の人に見てもらうと良い
- 伝わりづらい日本語とか
- テロップに対して表示時間が短すぎるとか
- 一日の作業が終わったくらいのタイミングで時々書き出して見直すと良い
- バグってたりするし,一連で見た方が問題点がわかりやすいと思う
- googledriveに定期的にアップして見てもらうと、他の人も進捗を心配しなくて済む
- ほどほどに人の意見を聞く
- ある程度まで行くと個人の好みになったりするので、コメントはうまく活用
- 謙虚な心と忍耐力と決断力が必要な気がする
- 難しい...圧倒的センスで殴る
- コメントをもらえるのはとてもありがたいし、みんなの気に入ってくれるものになるが、編集自体は一人の力でやり切った方がいいと思う
公開前に気をつけた方がいいこと
- 撮影場所の施設管理の人に必ず撮影許可をとる
- 通行人や企業のロゴ等,自分たちのの活動に関係ない人や物,特に肖像権や著作権があるものが映り込まないようにする
- 動画制作関係者以外の顔が映り込む場合には本人に許可を取る,もしくはぼかしをかけるなど適切に処理する
- (特に私有地の)建物の外観が写り込まないようにする
- 悪意ある改変がされないよう注意を払う(強い主張をしない)
- 公式なロゴを使用できるかはきちんと確認する(著作権があり許可取りが結構大変だから)
- (コロナ関連)人数が密集しているシーンは入れない
- 音楽,SE,その他素材は著作権に気を付けること(利用条件をチェックする。キャプションをつける必要があったりする)
- 機密事項を入れない(必ず確認をとる)
配信について
- OBSを利用したことがある.
- シーンを設定しておいて,それを切り替えるイメージ
用意しておくもの
- YouTubeアカウント
- 配信URL
- 配信コンテンツ本体
- 画像
- 開始までしばらくお待ちください
- 再開まで少々お待ちください(トラブル対応用)
- 休憩
- 質問を受け付けています
- 質疑応答中
- 配信は終了しました.ありがとうございました.
事前にチェックしておくこと
- YouTubeアカウントとの連携
- 通信環境
- 音チェック
- マイクと動画との音量調整
- 自分のマイク音を自分で聞けるようにするかどうか
- 画面切り替え時にコンテンツが再生・停止されるか